精選版 日本国語大辞典 「小切」の意味・読み・例文・類語
こ‐ぎれ【小切】
〘名〙
① 布地などの小さな切れはし。
② 甲斐国(山梨県)に行なわれた武田信玄以来の特殊な税制。国中四郡のうち、三郡の田畑年貢の三分の一を金納(金一両につき米四石一斗四升の割)する制度。
※地方落穂集(1763)五「甲斐国に大切小切といふ法あり」
こ‐ぎり【小切】
〘名〙
① 物を小さく切り分けること。また、そのもの。
② 小きざみに値切ること。「値切り小切り」の形で用いる。
※茶屋諸分調方記(1693)二三「たとへ五分七分おきかへるとまま、ねぎりこぎりはせぬものなり」
③ 技(わざ)などが細かく手際のよいこと。
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