小涌谷(読み)コワキダニ

デジタル大辞泉 「小涌谷」の意味・読み・例文・類語

こわきだに【小涌谷】

神奈川県南西部、箱根町地名小涌谷温泉がある。泉質単純温泉塩化物泉。こわくだに。

こわくだに【小涌谷】

こわきだに(小涌谷)

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改訂新版 世界大百科事典 「小涌谷」の意味・わかりやすい解説

小涌谷[温泉] (こわきだに)

神奈川県南西部,足柄下郡箱根町にある温泉。〈こわくだに〉とも呼ぶ。箱根火山中央火口丘である神山東麓,標高650mにある。泉質は弱食塩泉,泉温47~99℃で,小涌谷の噴気孔から湯を引いている。4月から5月にかけて5万本といわれるツツジが開花し,ツツジ祭が行われる。また本格的な温泉ヘルスセンターの先がけとなった箱根小涌園がある。
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世界大百科事典(旧版)内の小涌谷の言及

【大涌谷】より

…昔は大地獄と呼ばれていたが,1872年(明治5)明治天皇の行幸に際し,大涌谷と改称された。その時,神山と駒ヶ岳の接する部分に小地獄と称する噴気地帯があったが,それも小涌谷と改称された。大涌谷の火山性水蒸気と仙石原からポンプで送る地表水とを混合し,日量5600m3の造成温泉を温泉の湧出しない強羅(ごうら),仙石原の温泉に供給している。…

※「小涌谷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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