小深作村(読み)こふかさくむら

日本歴史地名大系 「小深作村」の解説

小深作村
こふかさくむら

[現在地名]大宮市小深作

深作ふかさく村の南、大和田片柳おおわだかたやなぎ支台の東端に位置する。東部は低地になっており、見沼代用水(東縁)南東流する。南部を岩槻町と川越城下を結ぶ道が通る。南部なんぶ領に属した。寛永六年(一六二九)検地が行われたという(風土記稿)。田園簿では田一七八石余・畑一五一石余、幕府領。貞享三年(一六八六)以前に旗本新見氏が当村内で知行地を与えられたと考えられ(寛政重修諸家譜)、以後幕府領と新見領との相給で幕末に至る(寛政八年「足立郡村々高辻帳」都築家文書、改革組合取調書など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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