小焦(読み)こじれ

精選版 日本国語大辞典 「小焦」の意味・読み・例文・類語

こ‐じれ【小焦】

〘名〙 (「こ」は接頭語。「こじれがくる」の形で用いられる) うまくいかないで、じれったくなること。思い通りにならないで、いらいらすること。
※歌舞伎・時桔梗出世請状(1808)二「オヤ、なんだな、とやしげさん、つひぞねえ、いっそこぢれが来(キ)たによ」

こ‐じれった・い【小焦】

〘形口〙 (「こ」は接頭語) じれったい。もどかしくて腹だたしい。こじれたい。
洒落本・青楼楽美種(1775)茶屋てい「早くしっかりときめなせ、こちれって

こ‐じれた・い【小焦】

※歌謡・閑吟集(1518)「又こふかととはれたよなふ、なんぼこじれたい、しんぼちごころぢゃ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android