小笹原(読み)オザサハラ

デジタル大辞泉 「小笹原」の意味・読み・例文・類語

おざさ‐はら〔をざさ‐〕【小×笹原】

ササが生い茂っている野原
「―風待つ露の消えやらずこのひとふしを思ひおくかな」〈新古今・雑下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小笹原」の意味・読み・例文・類語

おざさ‐はら をざさ‥【小笹原】

〘名〙 (「おざさわら」とも) 笹がおい茂っている原。笹原。おざさう。おざさがはら。
※詞花(1151頃)春一・一三「もえ出づる草葉のみかはをざさ原駒の景色も春めきにけり〈覚雅〉」

おざさ‐が‐はら をざさ‥【小笹原】

曾丹集(11C初か)「のかひせしをささがはらも枯れにけりいまはわか駒なにになつけむ」

こざさ‐はら【小笹原】

〘名〙 小笹一面に生えた原。こざさがはら。
躬恒集(924頃)「ことさらに我れは見つらんこざさはらさしてとふべき人はなくとも」

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