小賢(読み)こざかしい

精選版 日本国語大辞典 「小賢」の意味・読み・例文・類語

こ‐ざかし・い【小賢】

〘形口〙 こざかし 〘形シク〙 (「こ」は接頭語)
① さしでがましく利口ぶっている。なまいきである。こましゃくれている。
俊頼髄脳(1115頃)「このごろの人はこざかしとやにくまむ」
② 浅薄な抜けめのなさがある。卑劣なずるさを身につけている。悪がしこい。
史記抄(1477)一九「こさかしい、ぬすびとげなる下部をば、人がいやがる者ぢゃを」
③ すばしこい。活気がある。〔日葡辞書(1603‐04)〕
こざかし‐げ
〘形動〙
こざかし‐さ
〘名〙

こ‐がしこ・い【小賢】

〘形口〙 こがしこ・し 〘形ク〙 (「こ」は接頭語) =こざかしい(小賢)
※報恩録(1474)上「俊哉とは孤危峭峻貌也、又はこがしこい哉と云心也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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