小里(読み)こざと

精選版 日本国語大辞典 「小里」の意味・読み・例文・類語

こ‐ざと【小里】

〘名〙
① 小さな村里
※俳諧・奥の細道(1693‐94頃)忍ぶの里「あくればしのぶもぢ摺の石を尋て忍ぶのさとに行。遙山陰の小里に、石半土に埋てあり」
壒嚢鈔(1445‐46)三「さると云は誤也。大さと、小さとと云べしと云々」

お‐さと を‥【小里】

〘名〙 (「お」は接頭語) 里。
万葉(8C後)一四・三五七四「乎佐刀(ヲサト)なる花橘を引き攀(よ)ぢて折らむとすれどうら若みこそ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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