尾曳稲荷神社(読み)おびきいなりじんじや

日本歴史地名大系 「尾曳稲荷神社」の解説

尾曳稲荷神社
おびきいなりじんじや

[現在地名]館林市尾曳町

館林城本丸の東北にあたる稲荷郭にあり、祭神は倉稲魂命・倭建命・誉田別命・素戔嗚命。赤井照光が館林城を築いたとき、狐が尾を曳いて案内し、城割を示したと伝えられ、城の鬼門守護神として当社を創建したといわれる。創建の時期は天文元年(一五三二)という(「館林盛衰記」館林市立図書館蔵)。「関八州古戦録」(北条氏政皆川館林城責付稲荷神変事)によれば、永禄九年(一五六六)館林城は北条氏の軍勢に包囲されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android