屠竜の技(読み)トリョウノギ

デジタル大辞泉 「屠竜の技」の意味・読み・例文・類語

とりょう‐の‐ぎ【×竜の技】

《「荘子列禦寇から》身につけても実際の役に立たない技術屠竜の術。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

故事成語を知る辞典 「屠竜の技」の解説

屠竜の技

学んでも役に立たない技術のたとえ。

[使用例] 僕はもう夜になった日本橋通りを歩きながら、屠竜と云う言葉を考えつづけた[芥川龍之介歯車|1927]

[由来] 「荘子れつぎょこう」に載っているエピソードから。ある男が、「竜をほふる(竜を殺してその肉をさばく)」ことを別の男から学ぼうとして、破産するくらいのお金をつぎ込み、三年かかってその「技」を身に付けましたが、使う機会がなかった、ということです。

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