履違える(読み)ハキチガエル

デジタル大辞泉 「履違える」の意味・読み・例文・類語

はき‐ちが・える〔‐ちがへる〕【履(き)違える】

[動ア下一][文]はきちが・ふ[ハ下二]
他人履物をまちがえて履いたり、左右をまちがえて履いたりする。「うっかり人の靴を―・える」
意味を取り違える。考え違いをする。「目的を―・える」
[類語]間違える誤る間違う違える取り違える思い違える

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「履違える」の意味・読み・例文・類語

はき‐ちが・える‥ちがへる【履違・穿違】

  1. 〘 他動詞 ア行下一(ハ下一) 〙
    [ 文語形 ]はきちが・ふ 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙
  2. 履物やズボンなどを間違えてはく。はきちがう。はきたがう。
    1. [初出の実例]「他(ひと)のはき物むさとはき、又ははきちがへ、あるひは上をふむ事」(出典:男重宝記(元祿六年)(1693)五)
  3. 物事の意味をとり違える。考え違いをする。勘違いする。はきちがう。
    1. [初出の実例]「是は王愷を泣と云たさうなが、其をあは、はきちかへたかぞ」(出典:四河入海(17C前)八)

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