山問(読み)やまとう

日本歴史地名大系 「山問」の解説

山問
やまとう

中世よりみえる地名で、現矢問やとうに比定される。弘安元年(一二七八)多田ただ院金堂上棟の際、馬を引進めた多田院御家人のなかに「山問馬入道」がいる(「金堂上棟引馬注進状」多田神社文書)。正和五年(一三一六)に行われた多田院堂供養に警固の御家人として両政所・塩川らとともに山問も記されており(「多田院堂供養指図」同文書)、山問を本拠とする多田院御家人がいた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android