山崎郭内(読み)やまさきかくない

日本歴史地名大系 「山崎郭内」の解説

山崎郭内
やまさきかくない

[現在地名]山崎町鹿沢しかざわ

山崎城の外堀で囲まれた郭内全体をさす。家中かちゆうともよばれた。天文年間(一五三二―五五)に当地を領していた尼子氏が砦を築いた地といわれ、元和元年(一六一五)池田輝澄が三万八千石で入封してから廃藩までは山崎城を中心に東・北・西の三方武家屋敷で囲った山崎藩の中心地であった。藩主の移封に伴って藩の規模が拡大・縮小するが、郭内の基本的な形態には大きな変化がなかった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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