岡田庄(読み)おかだのしよう

日本歴史地名大系 「岡田庄」の解説

岡田庄
おかだのしよう

現岩出町の東南部にあった大伝法だいでんぼう院領の荘園田中たなか(現打田町)石手いわで庄の間に位置する。長承元年(一一三二)頃、覚鑁に対する鳥羽上皇の深い帰依をみて、僧日禅から大伝法院(覚鑁)に寄進され、同年一〇月三〇日付院庁牒により、一一月一三日院使・国使らが立券言上して成立した(同日付「立券文案」根来要書、以下同書による)。文書相伝次第によれば、もと藤原忠清の先祖相伝所領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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