岩子島村(読み)いわしじまむら

日本歴史地名大系 「岩子島村」の解説

岩子島村
いわしじまむら

[現在地名]向島町岩子島

御幸みゆき瀬戸を挟んでむかい島の西側に位置し、大鯨おおくじら小鯨こくじらの属島がある。「芸藩通志」に「もと鰯島とかけり、吉和塩浜の前にあり、広十三町、袤十六町、南の方、やゝ開け、余は多く山を以て海に臨む、東北に斥鹵高藻ひかたたかもといへるあり、民農を主とす」とある。元和五年(一六一九)の備後国知行帳は「うハし島」として高六三・五一三石を記す。正徳二年(一七一二)の「所務役人頭庄屋郡邑受方記」では一〇一・七二八石に増加。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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