岩根・石根(読み)いわがね

精選版 日本国語大辞典 「岩根・石根」の意味・読み・例文・類語

いわ‐が‐ね いは‥【岩根・石根】

〘名〙
土中にしっかりと根をおろした大きな岩。また、そのように大きな岩の根もと。いわね。
万葉(8C後)一五・三六八八「大和をも遠くさかりて伊波我禰(イハガネ)の荒き島根に宿りする君」
イラクサ科の落葉低木。本州中部以西に生える。高さ一~二メートル。枝は暗紫色若枝と葉の裏には細毛がある。葉は柄をもち互生。葉身は長さ五~一五センチメートルの長楕円形で先はとがり、縁には浅い鋸歯(きょし)がある。雌雄異株。春、小枝や葉のわきにごく小さな緑白色の花がかたまってつく。こしょうぼく。やぶまお。かわしろ。〔日本植物名彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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