島ノ浦村(読み)しまのうらむら

日本歴史地名大系 「島ノ浦村」の解説

島ノ浦村
しまのうらむら

[現在地名]上対馬町浜久須はまくす 島ノ浦

浜久須村の東に位置する。「郡方毎日記」寛永一五年(一六三八)条に「しまノうら」とみえるが、寛文二年(一六六二)検地帳に記載がない。貞享三年(一六八六)の神社誌には豊崎とよさき郡島ノ浦村とみえ、村の北に氏神山房やぼさが鎮座し、神屋敷は二間角で祭礼の六月には比田勝ひたかつ村の甚右衛門がきて神楽を奉納すると記される。元禄一六年(一七〇三)の対州郷村帳では豊崎久須くす村の項に「島之浦村退転、地所ハ久須ノ高ニ加ル、禅宗岩松寺廃寺」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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