デジタル大辞泉
「崇拝」の意味・読み・例文・類語
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すう‐はい【崇拝】
〘名〙
※
将来之日本(1886)〈
徳富蘇峰〉九「アチルス〈略〉をば英雄として崇拝せしめ」 〔南斉書‐百官志〕
② 宗教的対象の前に立ち、
自己の有限性、
依存性、卑小性、無力性を自覚したり、あるいは自己の罪業の深さとその
自力による
救済不能を自覚したりすることから、宗教的対象に自己の救済一切をまかせ願求する心をもって、対象を敬いあがめること。
[語誌](②について) 中国では
近代になって、英華字書で、adore・adorer の
訳語にあてられ、宗教的な意味合いが加わった。日本では明治までに
用例が確認できず、中国の洋学書、漢訳聖書と共に日本語に入ってきたのではないかと思われる。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
崇拝
すうはい
worship
一般には尊敬し,あがめることをいい,宗教において思考,言葉,行為などで,神聖なるものに自己の全的依存を告白すること。カトリックでは,神のみへの崇拝 (礼拝) latriaと神以外への崇敬 duliaとに区別し,マリアに対しては特別な崇敬 hyperduliaを捧げる。宗教史上の大きな争いも,大部分は,何を崇拝するかということに関連する道徳上,儀式上の約束の保存,改新に関するものであった。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
普及版 字通
「崇拝」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報