嵐三十郎(読み)あらし さんじゅうろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「嵐三十郎」の解説

嵐三十郎(初代) あらし-さんじゅうろう

?-? 江戸時代前期-中期歌舞伎役者
2代嵐三右衛門に入門,元禄(げんろく)8年(1695)嵐三十郎と改名杉山平八大坂の人気を二分し,とくに町人俏事(やつしごと)は当代随一と評された。宝暦(1751-64)のはじめに没したという。大坂出身。初名は八木三十郎。別名に嵐山十郎。後名は八木仁左衛門俳名は呂木。

嵐三十郎(2代) あらし-さんじゅうろう

?-? 江戸時代中期の歌舞伎役者。
初代嵐三十郎の次男享保(きょうほう)12年(1727)2代目を襲名し,座本をつとめてから大坂の立役(たちやく)の人気役者となる。実事,武道事を得意とした。寛延3年(1750)ごろ没したという。初名は嵐富松。俳名は呂木。

嵐三十郎(3代) あらし-さんじゅうろう

佐野川花妻(さのがわ-はなづま)(3代)

嵐三十郎(4代) あらし-さんじゅうろう

関三十郎(せき-さんじゅうろう)(初代)

嵐三十郎(6代) あらし-さんじゅうろう

嵐雛助(あらし-ひなすけ)(4代)

嵐三十郎(7代) あらし-さんじゅうろう

嵐雛助(あらし-ひなすけ)(5代)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の嵐三十郎の言及

【関三十郎】より

…屋号尾張屋。(1)初世(1747‐1808∥延享4‐文化5) 前名嵐七三郎,荻野吉三郎,嵐山十郎,嵐三十郎。後名関三右衛門。…

※「嵐三十郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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