川田雄琴(読み)かわだゆうきん

精選版 日本国語大辞典 「川田雄琴」の意味・読み・例文・類語

かわだ‐ゆうきん【川田雄琴】

江戸中期の陽明学者。江戸の人。名は資深。字は君潤。三輪執斎に学び、その家塾明倫堂を受け継ぐ。のち大洲藩に仕え、明倫堂を移築して教授中江藤樹学説を祖述し、躬行実践の学を講じた。著「其琴郷集」「藤樹先生忌説」など。天和三~宝暦一〇年(一六八三‐一七六〇

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「川田雄琴」の解説

川田雄琴 かわだ-ゆうきん

1684-1761* 江戸時代中期の儒者
貞享(じょうきょう)元年4月28日生まれ。三輪執斎に陽明学をまなび,執斎の推薦伊予(いよ)(愛媛県)大洲(おおず)藩藩儒となる。延享4年(1747)藩校止善書院明倫堂の創設にかかわり,教授に任じられた。宝暦10年11月29日死去。77歳。江戸出身。名は資深。字(あざな)は君潤。通称は半太夫。別号に琴卿(きんけい)。著作に「予州大洲好人録」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「川田雄琴」の意味・わかりやすい解説

川田雄琴
かわだゆうきん

[生]天和3(1683)
[没]宝暦10(1760)
江戸時代中期の陽明学派の儒学者。梁田蛻巌,三輪執斎に学ぶ。明倫堂教授,大洲藩に出仕実践を重んじた。著書『大洲好人録』『基琴郷集』。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android