巨擘(読み)キョハク

デジタル大辞泉 「巨擘」の意味・読み・例文・類語

きょ‐はく【巨×擘】

おやゆび。
同類の中で特にすぐれた人。また、指導的立場にある人。巨頭

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精選版 日本国語大辞典 「巨擘」の意味・読み・例文・類語

きょ‐はく【巨擘・鉅擘】

  1. 〘 名詞 〙 おやゆび。大指。転じて、仲間うちで特にすぐれた人。かしらだつ人。巨頭。また、同じ種類のもののうち、特にすぐれたもの。代表的なもの。きょへき。
    1. [初出の実例]「的是宗門巨擘。豈非緇流表儀」(出典:仏乗禅師東帰集(1335頃)闡提和尚五七忌拈香)
    2. 「故に朱子三子の説を併せ論じて、程説を巨擘(ハク)せり」(出典:敬斎箴講義(17C後))
    3. [その他の文献]〔孟子‐滕文公・下〕

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普及版 字通 「巨擘」の読み・字形・画数・意味

【巨擘】きよはく

おや指。仲間で最もすぐれた人。〔孟子文公下〕孟子曰く、齊國の士に於て、吾(われ)必ず仲子を以て擘と爲さん。然りと雖も、仲子惡(いづく)んぞ能くならん。

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