差木地村(読み)さしきじむら

日本歴史地名大系 「差木地村」の解説

差木地村
さしきじむら

[現在地名]大島町差木地

野増のまし村の南東、島の南端に位置し、北東波浮湊はぶみなと村はかつては当村地内であった。寛延二年(一七四九)の大島差出帳(大島町蔵)では家数四四・人数一三五。安永三年(一七七四)の伊豆国附島々様子大概書によれば、戸口は四〇軒・一六四人。当村の小坂藤内は天保一〇年(一八三九)に老中水野忠邦に駕籠訴を決行するなどして、山方村であった当村の漁業権確立に尽力した(大島町史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android