市場資本化率(読み)しじょうしほんかりつ(英語表記)market capitalization rate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「市場資本化率」の意味・わかりやすい解説

市場資本化率
しじょうしほんかりつ
market capitalization rate

ある資産に投資することによって得られる将来一連所得フローを,現時点におけるストックとしての価値 (資本還元価値または資本価値) に置き換えるために用いられる割引率をいう。将来の所得が確実に予測できる場合,市場資本化率は利子率に等しい。他方,確実に予測できない場合は,利子率に,この所得に付随するリスクの大きさを勘案したリスク・プレミアムを加えたものに等しい。この場合の市場資本化率は,リスク調整後資本化率ないしリスク調整後割引率といわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android