帰命稽首(読み)きみょうけいしゅ

精選版 日本国語大辞典 「帰命稽首」の意味・読み・例文・類語

きみょう‐けいしゅ キミャウ‥【帰命稽首】

〘名〙 仏語。仏に帰依し頭を地につけて拝すること。仏に対し心からのまことを示すこと。また、多く、神仏に対する唱え文句として用いられる。帰命頂礼(きみょうちょうらい)
本朝文粋(1060頃)一三・為左大臣供養浄妙寺願文〈大江匡衡〉「願共諸衆生、上征兜率、西遇彌陀弟子 某 帰命稽首、敬白
謡曲安宅(1516頃)「『この世にては、無比の楽に誇り、当来にては、数千蓮華の上に座せん、帰命けいしゅ、敬って白(まう)す』と、天も響けと読み上げたり」

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