帰臥(読み)キガ

デジタル大辞泉 「帰臥」の意味・読み・例文・類語

き‐が〔‐グワ〕【帰×臥】

[名](スル)官職を退いて故郷に帰り、静かに生活すること。
故山虢略かくりゃくに―し、人と交を絶って」〈中島敦山月記

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精選版 日本国語大辞典 「帰臥」の意味・読み・例文・類語

き‐が‥グヮ【帰臥】

  1. 〘 名詞 〙 官職などをやめて故郷に帰り、静かに暮らすこと。
    1. [初出の実例]「帰臥田園幸無恙、依然月露満書楼」(出典:水流雲在楼集(1854)下・乙巳中秋有感)
    2. [その他の文献]〔王維‐送別詩〕

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普及版 字通 「帰臥」の読み・字形・画数・意味

【帰臥】きが(ぐわ)

官職をやめて故郷に退隠する。唐・李山甫〔山中、梁判官に寄す〕詩 東林に歸臥して、偶諧を計る 柴門、深く(すいび)(山麓の緑)に向つて開く

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