デジタル大辞泉
「常住」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
じょう‐じゅう ジャウヂュウ【常住】
〘名〙
① (━する) 仏語。生滅変化することなく、過去・現在・未来にわたって、存在すること。じょうじゅ。
※勝鬘経義疏(611)歎仏真実功徳章「勝鬘応レ聞二常住一之時」
※
徒然草(1331頃)七四「常住ならんことを思ひて、変化の理
(ことわり)を知らねばなり」 〔北本涅槃経‐七〕
② (━する) つねに一定の所に住むこと。また、寺僧が一寺に定住して
行脚(あんぎゃ)をしないこと。
※霊異記(810‐824)中「諾楽の京の馬庭の
山寺に、一の僧常住す」 〔朱熹‐章厳詩〕
③ (副詞的にも用いる) 日常、ごく普通であること。また、習慣化していつもそうであるさま。ふだん。しょっちゅう。年じゅう。じょうじゅ。
※高野本平家(13C前)六「常住
(ジャウヂウ)の
仏前にいたり、例のごとく脇息によりかかって念仏読経す」
※浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)九「アレあの通(とほり)に常住(ジャウヂウ)泣て居らるる」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「常住」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報