デジタル大辞泉
「常体」の意味・読み・例文・類語
つね‐てい【常体】
普通のありさま。また、普通の程度。
「人より遅く仕廻、早く出るその働き―の事にあらず」〈浮・新永代蔵〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
じょう‐たい ジャウ‥【常体】
〘名〙
① ふつうの状態。いつもと変わらないありさま。また、その身体。
※
集義和書(1676頃)一四「魂気游散し魄体蝉蛻
(はくたいせんぜい)のごとし。空々寂々たり。ただ此空のみ
本来の常体ならずや」
※
滑稽本・古朽木(1780)四「飯でもしたたかまゐったら、翌
(あす)は常躰になりませう」 〔
荀子‐
栄辱〕
② 主として
口語文で、
敬語、または
卑語を用いないふつうの文体。「です」「ます」等を用いる敬体に対する。
つね‐てい【常体】
〘名〙 (形動)
※
歌舞妓事始(1762)四「此役は〈略〉常体
(ツネテイ)のこしらへにてしかも美しき出たち也」
③ 程度が、ふつう一般であること。また、そのさま。ふつう。なみ。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報