デジタル大辞泉
「常磐」の意味・読み・例文・類語
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常磐
ときわ
永遠に一つの性状を保ち続け変化しない岩石の意。「とこ(常)いわ(磐)」が約された語。転じて、永久不断に変わらないこと、またそのさまをいう。松、杉などの葉が1年を通じて色を変えないことをいい、そのような常緑樹を「常磐木(ときわぎ)」という。同義語に「常磐堅磐(ときわかきわ)」があり、かたい岩石の意を表す「かきわ」は、「かた(堅)いわ(磐)」の約「かちわ」が、「ときわ」に引かれて誤ったものである。
[兼築信行]
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常磐
じょうばん
旧国名で常陸 (ひたち) 国と磐城 (いわき) 国の総称。ほぼ現在の茨城県北東部から,福島県南東部にあたる。かつての常磐炭田の所在地で,日立・いわき両市が中心地。
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世界大百科事典(旧版)内の常磐の言及
【常盤の国】より
…戌亥(いぬい)(北西)の方角にある祖霊のいる国で,富や豊饒の源泉と考えられ,燕(つばめ),時鳥(ほととぎす),鶯(うぐいす)などの祖霊の使者とか乗物と考えられている鳥が媒介すると考えられた。〈ときわ(常磐)〉はつねにその性質を変えずに存続する岩の意味であるが,〈とこよ(常世)〉と混同して,ほぼ常世と同意に用いられたものらしい。[常世国]【山本 吉左右】。…
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