平成新山(読み)ヘイセイシンザン

デジタル大辞泉 「平成新山」の意味・読み・例文・類語

へいせい‐しんざん【平成新山】

島原半島中央部にある山。標高1483メートル。雲仙岳最高峰で、平成2年(1990)から平成8年(1996)にかけて起こった大規模な噴火により形成。
[補説]平成2年(1990)11月から継続して噴火活動がみられ、翌年には溶岩円頂丘出現成長崩壊を繰り返して山体が形成された。この際に起こった大規模な火砕流土石流は、島原市深江町などに甚大な被害をもたらした。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「平成新山」の意味・わかりやすい解説

平成新山
へいせいしんざん

長崎県島原半島にある雲仙岳火山群の一つで最高峰。1990~96年の普賢岳の噴火によってできた溶岩円頂丘で,災害終息後の 1996年,島原市小浜町(→雲仙市)が命名した。容積約 1億km3。標高 1483m。噴火後の最高点は 1488m(1995.6.)で,普賢岳の標高(1359m)を最大 129m上回った。国の天然記念物指定

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