精選版 日本国語大辞典 「平章」の意味・読み・例文・類語
へい‐しょう ‥シャウ【平章】
〘名〙
※知恩院本上宮聖徳法王帝説(917‐1050頃か)「案帝記云少治田天皇之世東宮廐戸豊聰耳命大臣宗我馬子宿禰共平章而建二立三宝一」
※正倉院文書‐天平宝字五年(761)造法華寺金堂所解案「一百六十匹三丈院中平章売価銭、一百五貫八百五十文」 〔戴復古‐霊州梅花詩〕
③ 折衷すること。
※中華若木詩抄(1520頃)下「筆をつかへて、何とか、平章すべきと、案じわづらいたぞ。平章は、中分して、両方へ理を、つくること也」
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