山川 日本史小辞典 改訂新版 「平等院 鳳凰堂」の解説
平等院 鳳凰堂
びょうどういんほうおうどう
1053年(天喜元)供養の阿弥陀堂。鳳凰堂は江戸時代以降の俗称。池にむかい東面する。中央の中堂と左右の翼廊でコの字形の平面を造り,中堂後方に尾廊がつく。中堂は裳階(もこし)をつけて外観を二重に仕上げ,内部に阿弥陀像を安置する。翼廊は2階建てで,隅に楼閣を造る。平安後期に浄土信仰によって造られた阿弥陀堂建築の最も華麗な遺構として貴重。高さは中堂13.7m,翼廊6.8m。国宝。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報