年の神古墳(読み)としのかみこふん

日本歴史地名大系 「年の神古墳」の解説

年の神古墳
としのかみこふん

[現在地名]小川町北小野 年の神

町北東部の標高三〇メートル前後の舌状丘陵に二基の古墳があり、年の神一号・二号墳とよばれる。丘陵は東側のじよう(二八二メートル)から西へ延び、古墳は丘陵の南側斜面に築かれている。古墳の周辺の同一丘陵上には貝塚・土壙墓・掘立柱建物跡・布目瓦出土地点などもあり、年の神遺跡群と総称している。

一号墳は昭和三三年(一九五八)九月に調査された。文政一三年(一八三〇)天神社建築の際墳丘が削平され、石室の一部も破壊されていたのを、天神社改築に際し、整地作業中に石室が発見され、調査が実施された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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