年取物(読み)としとりもの

精選版 日本国語大辞典 「年取物」の意味・読み・例文・類語

としとり‐もの【年取物】

  1. 〘 名詞 〙 年の暮れに用意する正月飾物必要品。正月を迎えるのに必要な品物費用。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「それに付て思ひ出た。いつも年とり物をやるものをいかなんだか」(出典:虎明本狂言・米市(室町末‐近世初))
    2. 「予て用意したる年取物(年包とも又福包とも云ふ)を半紙に包み」(出典:風俗画報‐二四三号(1902)人事門)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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