広袤(読み)コウボウ

デジタル大辞泉 「広袤」の意味・読み・例文・類語

こう‐ぼう〔クワウ‐〕【広×袤】

《「広」は東西の、「袤」は南北の長さの意》幅と長さ。広さ。面積
「―の大なる場所を貴ぶの癖なきに非ず」〈子規・墨汁一滴〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「広袤」の意味・読み・例文・類語

こう‐ぼうクヮウ‥【広袤】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「広」は左右、東西の長さ、「袤」は前後、南北の長さの意 ) たてよこの広さ。面積。
    1. [初出の実例]「荒涼多失道、広袤少盈廛」(出典菅家後集(903頃)叙意一百韻)
    2. 「其の市場の広袤(クヮウボウ)よりすれば大坂天満河岸の青物市場三倍したるの景況なり」(出典:最暗黒之東京(1893)〈松原岩五郎〉一七)
    3. [その他の文献]〔史記‐楚世家〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「広袤」の読み・字形・画数・意味

【広袤】こうぼう

大きな面積。

字通「広」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android