底抜(読み)そこぬけ

精選版 日本国語大辞典 「底抜」の意味・読み・例文・類語

そこ‐ぬけ【底抜】

〘名〙
① 物の底が抜けること。また、そのもの。底なし。
※浮世草子・好色訓蒙図彙(1686)中「親仁の銀箱(かねばこ)、底抜になり」
※大つごもり(1894)〈樋口一葉〉上「手桶をも其処に投出して一つは満足成(なり)しが一つは底(ソコ)ぬけになりけり」
② (形動) 程度がはなはだしく際限がないこと。極端に度はずれであること。また、そのさま。
※雑俳・柳多留‐一二九(1834)「千代能が弟子底ぬけの物わすれ」
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉六「彼等の需用は底ぬけである」
③ (形動) しまりのないこと。けじめがなくてだらしがないこと。また、その人やそのさま。
※よじょう(1952)〈山本周五郎〉七「ばかなやつらだ、みんな底抜けだ」
※俳諧・西鶴大矢数(1681)第三六「十分盃はいつの比より 月に酒呑てまはする底ぬけか」
⑤ 取引市場で、相場がとめどなく下落すること。また、下落が底をついたと思われた相場がさらに下がること。〔取引所用語字彙(1917)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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