底至(読み)そこいたり

精選版 日本国語大辞典 「底至」の意味・読み・例文・類語

そこ‐いたり【底至】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 外観はそれほど美しくはないが、表面に出ないところが念入りにできており、精巧なこと。
    1. [初出の実例]「南天の実に珊瑚珠を磨らせて、悉く縫付けさせたる底(ソコ)至りに、難波屋が負けじとなり」(出典:武野燭談(1709)一四)
  3. 底までとおること。徹底していること。
    1. [初出の実例]「何もかも底至り、酒も少しなりて」(出典:黄表紙・一生入福兵衛幸(1789))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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