庭谷村(読み)にわやむら

日本歴史地名大系 「庭谷村」の解説

庭谷村
にわやむら

[現在地名]甘楽町庭谷

かぶら川が北境を東流、東は多胡たご小棚こたな(現多野郡吉井町)、北は坂口さかぐち(現同上)後賀ごか(現富岡市)、南は造石つくりいし村などと接する。寛文郷帳に村名がみえ、幕府領で田方一五九石余・畑方一八七石余。江戸後期の御改革組合村高帳では同領と旗本筒井領の二給。文政四年(一八二一)の年貢割付状(松浦文書)によると、筒井領分の高三二三石余、田一〇町八反四畝余・畑一三町五反四畝余、給合米六三石余・永二五貫文余。同一〇年の関東取締組合文書(同文書)によると幕府領分は高二二石余、田七反五畝余・畑九反四畝余。中山道安中宿の当分助郷を勤めていた(明治二年「駅逓役所触」安中市教育委員会蔵など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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