建設ロボット(読み)けんせつロボット

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「建設ロボット」の意味・わかりやすい解説

建設ロボット
けんせつロボット

足場設置やコンクリート打ち,壁塗り,重量物の搬送など,建設現場で危険な作業や単純画一的な作業を人間に代って行う機械近年は建設工事分野でも技能労働者が不足しており,できるところは機械にまかせてしまおうと考えられるようになった。建物の設計やその形状を前もって記憶させておいて,内蔵するコンピュータセンサで検知,判断する仕組みで,クレーンのような形態の操縦型のものから,壁登り・高所移動型の自立型ロボットまで各種のロボットが開発中である。ただ,建設現場は一つとして同じ条件のものはなく,実用技術として広く一般化するにはいたっていない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android