弄物(読み)まさぐりもの

精選版 日本国語大辞典 「弄物」の意味・読み・例文・類語

まさぐり‐もの【弄物】

〘名〙 もてあそぶもの。慰みもの。
源氏(1001‐14頃)蓬生「はこやのとじ・かぐや姫の物語の絵にかきたるをぞ、時々のまさぐりものにし給ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「弄物」の読み・字形・画数・意味

【弄物】ろうぶつ

物を巧みに扱う。〔漢書、地理志下〕趙、中山は、~夫相ひ聚りて游戲し、悲歌(かうがい)し、てば則ち椎剽(ついへう)掘冢(塚墓を盗掘)、姦巧を作(な)し、多く物を弄し、倡優を爲す。女子は~富貴に游媚(いうび)し、侯の後宮(あまね)し。

字通「弄」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android