引割(読み)ヒキワリ

デジタル大辞泉 「引割」の意味・読み・例文・類語

ひき‐わり【引(き)割(り)】

歌舞伎舞台転換法の一。大道具二つに分けて左右に引き入れ、次の場面の背景を出すこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「引割」の意味・読み・例文・類語

ひき‐わ・る【引割】

〘他ラ五(四)〙
① 引っぱって割りさく。ひきさく。〔文明本節用集(室町中)〕
劇場で、舞台の大道具を左右へ引き込んで次の場面に転換させる。
※歌舞伎・四天王産湯玉川(1818)三立「正面の廻廊左右へ引割(ヒキワ)ると」

ひき‐わり【引割】

〘名〙 劇場で、舞台の大道具を左右へ引きこんで、奥に飾ってある次の場面に転換させること。

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