デジタル大辞泉 「弛緩」の意味・読み・例文・類語 し‐かん〔‐クワン〕【×弛緩】 [名](スル)《慣用読みで「ちかん」とも》ゆるむこと。たるむこと。「筋肉が弛緩する」[類語]緩衝・和らぐ・緩和・融和・和らげる・和む・間延び ち‐かん〔‐クワン〕【×弛緩】 [名](スル)「しかん(弛緩)」の慣用読み。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「弛緩」の意味・読み・例文・類語 し‐かん‥クヮン【弛緩】 〘 名詞 〙 ゆるむこと。たるむこと。心のゆるむこと。⇔緊縮。〔医語類聚(1872)〕[初出の実例]「湯上りで、精神が弛緩(シクヮン)した気味に見えた」(出典:門(1910)〈夏目漱石〉三) ち‐かん‥クヮン【弛緩】 〘 名詞 〙 「しかん(弛緩)」の慣用読み。[初出の実例]「目がしらの相寄った鋭い眼は緊張し続けて弛緩(チクワン)の機能を失ひ」(出典:どぜう地獄(1924)〈岡本一平〉三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「弛緩」の読み・字形・画数・意味 【弛緩】しかん(くわん) ゆるむ。たるむ。〔漢書、五行志中之下〕兵を被ること十餘年、之れに因(かさ)ぬるに饉を以てす。百姓怨し、臣下の心離る。懼れて弛し、敢て誅罰を行はず。字通「弛」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報