(読み)ダン

デジタル大辞泉 「弾」の意味・読み・例文・類語

だん【弾〔彈〕】[漢字項目]

常用漢字] [音]ダン(呉) [訓]ひく はずむ たま はじく
弦をはじいて楽器を奏でる。「弾琴弾奏連弾
指でぴんとはじく。「弾指
罪をあばく。責めたてる。「弾圧弾劾糾弾指弾
はねかえす。はずむ。「弾性弾力
鉄砲のたま。「弾丸弾道弾薬実弾銃弾肉弾爆弾被弾砲弾防弾

だん【弾】

たま。弾丸。また、それを数える語。
(弾丸にたとえて、多く接尾語的に用いる)
㋐次々と打ち出す企画計画作品などを数える語。「バーゲンセール第1」「シリーズ第3映画
野球ホームランや、サッカーなどのゴール。「逆転満塁」「決勝をたたきこむ」

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精選版 日本国語大辞典 「弾」の意味・読み・例文・類語

はじき【弾】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「はじく(弾)」の連用形の名詞化 )
  2. はじくこと。また、その力。
  3. はじくための仕掛け。はじく装置
    1. [初出の実例]「此の傘にたとへて言はば〈略〉弾きを張って力まずとも」(出典:歌舞伎・黒手組曲輪達引(1858)二幕)
  4. はねのけること。拒絶すること。
    1. [初出の実例]「娘に振りつけられ弾きにされた悔しんぼに」(出典:歌舞伎・梅雨小袖昔八丈(髪結新三)(1873)序幕)
  5. 三味線の演奏で、左手の指で弦をはじいて音をだす技法開放弦をはじく時と、食指で押えておいて、中指または薬指ではじく時とがある。特別なものに、裏弾き、外弾きがある。
  6. 遊戯一種おはじき。いしはじき。
    1. [初出の実例]「まま事のむかしを今に、はじきといふなどして遊びぬ」(出典:浮世草子・好色二代男(1684)二)
  7. はじきいし(弾石)」の略。
  8. ピストルをいう隠語。〔特殊語百科辞典(1931)〕

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デジタル大辞泉プラス 「弾」の解説

ジュジュ化粧品株式会社が販売する基礎化粧品ブランド名

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世界大百科事典(旧版)内のの言及

【箏】より

…唐代(618‐907)に至り,清楽は12弦箏を用いたが,他は13弦箏を普通とした。 奏法には指で奏する搊(しゆう),骨製の爪(義甲)で奏する弾,弦を擦って鳴らす軋(あつ)があったというが,搊と弾の意味はかならずしも明確ではない。宋代(960‐1279)になると12弦箏は用いられなくなる。…

※「弾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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