彌高(読み)いやたかし

精選版 日本国語大辞典 「彌高」の意味・読み・例文・類語

いや‐たか・し【彌高】

〘形ク〙 (「いや」は副詞。後世一語化したもの) いよいよ高い。一段と高い。
続日本紀‐天応元年(781)四月三日・宣命「年も彌高(いやたかく)成りにて余命いくばくもあらず」
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)六「いやたかき五重の塔にくらべ見ん三十三間堂のながさを」

いや‐たか【彌高】

〘形動〙 (「いや」は副詞) いよいよ高いさま。きわめて高いさま。
万葉(8C後)二〇・四三九八「いや遠に 国を来離れ 伊夜多可爾(イヤタカニ) 山を越えすぎ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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