デジタル大辞泉
「形而上」の意味・読み・例文・類語
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けいじ‐じょう ‥ジャウ【形而上】
〘名〙 (「易経‐繋辞上」の「形而上者謂
二之道
一、形而下者謂
二之器
一」による) 形がなくて、
感覚ではその
存在を知ることのできないもの。時間、空間を超越した、抽象的、普遍的、理念的なもの。⇔
形而下。
※
乾坤弁説(1656)序「是以至
二形而上之儀
一、則晦盲不
レ明」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
形而上
けいじじょう
Xing-er-shang
形而下に対する語で,道の形容。『易経』繋辞伝に「形而上なるもの,之を道と謂ひ,形而下なるもの,之を器と謂ふ」とある。『易経』での原義は具体的な形をこえたものということであったが,のちにさまざまな意味が付加された。特に道学では,形而上を理の形容として形而下である気に対し,物質的な要素のまったくないという意味を含ませた。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報