デジタル大辞泉 「気」の意味・読み・例文・類語
き【気】
㋐息。呼吸。「
㋑意識。「
㋒物事に反応する心の働き。「
㋓精神の傾向。気質。「
㋔精神の盛り上がり。気勢。「復興の
㋕気分。気持ち。「
㋖あれこれ考える心の動き。心遣い。心配。「どうにも
㋗物事にひきつけられたり、人を恋い慕ったりする気持ち。興味。関心。「彼女に
㋘何かをしようとする、また何かしたいと思う心の動き。つもり。「どうする
2 天地に生じる自然現象。空気・大気や、水蒸気などの気体。「山の
3 あたりに漂う雰囲気。心に感じる周囲のようす。「
4 ある物がもっている特有の香りや風味。「
5 昔、中国で1年を24分した一つの、15日間。さらに3分した一つを候といい、気は3候からなる。節気。
[類語](1㋒)心・心持ち・気持ち・気分・
き【気〔氣〕】[漢字項目]
[学習漢字]1年
〈キ〉
1 息。「気管・気息/一気・呼気・口気」
2 ガス体。「気圧・気化・気体/外気・換気・空気・香気・湿気・臭気・
3 天地間に生じる自然現象。「気温・気候・気象/磁気・暑気・天気・電気・陽気」
4 宇宙と人間の根底にあるとされるエネルギー。生命の活力。「運気・元気・
5 精神・感情の働き。「気質・気性・気分/意気・陰気・鋭気・狂気・血気・根気・才気・士気・
6 何か特有のようす。「気運・気味/鬼気・景気・語気・
7 一年を二四分した期間。「気節/節気・二十四気」
〈ケ〉
1 ガス体。「
2 心の働き。気持ち。「
3 ようす。「気配/油気・色気・
4 病気。「
[名のり]おき
[難読]
け【気】
1 そのものがもつ要素や傾向。また、それが感じられる状態・気配。「火の
2 そのものから発して、その存在を感じとらせるもの。気体状のもの。におい。味など。
「東おもての朝日の―いと苦しければ」〈かげろふ・下〉
3 それを感じられる心の状態。気分。心地。
「恐しき―も覚えず」〈源・夕顔〉
4 気候。天気。
「―を寒み
5 病気。
「脚の―起こりて」〈落窪・三〉
6 (多く「気が付く」の形で)産気。
「今朝から―がつきて、今日生まるるとて」〈浮・胸算用・二〉
[接頭]
1 動詞・形容詞に付いて、なんとなく、漠然としたなどの意を表す。「
2 主として形容詞、時に動詞・形容動詞に付いて、ようすが…であるという意を表す。「
[接尾]名詞・動詞の連用形、形容詞・形容動詞の語幹などに付いて、そのようなようす・気配・感じなどの意を表す。名詞に付く場合、「っけ」の形になることも多い。「人