彼処な(読み)あそこな

精選版 日本国語大辞典 「彼処な」の意味・読み・例文・類語

あそこ‐な【彼処な】

[1] 〘連体〙 (「あそこ(彼処)なる」の変化。「なる」は「にある」の意) 人や物を表わす語の上に付いて、それが話し手、聞き手両者から離れた場所に存することを示す。あそこにある。あそこの。
※杜詩続翠抄(1439頃)一一破船のあそこな岸ここな林の中にあるを取出候事も易し」
[2] 〘感動〙 意外なことに驚いたり、あきれたりしたときに発する語(日葡辞書(1603‐04))。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android