待惚を食う(読み)まちぼうけをくう

精選版 日本国語大辞典 「待惚を食う」の意味・読み・例文・類語

まちぼうけ【待惚】 を 食(く)

待っていた人が来なくて、むだに待たされる。まちぼけを食う。
※人情本・春秋二季種(1844‐61頃)二「アアゐるがおまへ待(マチ)ほうけをくわせちァいけないよ」

まちぼけ【待惚】 を 食(く)

我等一団と彼(1912)〈石川啄木〉五「僕は社で待ってゐて、つまらん待ぼけを喰っちゃった」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android