待賢門院加賀(読み)たいけんもんいんの かが

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「待賢門院加賀」の解説

待賢門院加賀 たいけんもんいんの-かが

?-? 平安時代後期の歌人
待賢門院(1101-45)につかえる。左大臣源有仁(ありひと)におくった歌「かねてより思ひしことぞふし柴のこるばかりなる嘆きせむとは」が「千載和歌集」にみえる。またこの歌により伏柴(ふししばの)加賀と称された。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「待賢門院加賀」の解説

待賢門院加賀

生年生没年不詳
平安後期の歌人。待賢門院璋子に仕えた。母は斎院新肥前。擬作恋歌「かねてより思ひしことぞ伏柴のこるばかりなるなげきせんとは」を源有仁に贈ったことで知られ,「伏柴の加賀」と称された。『千載集』にも「待賢門院加賀」の名で入集するが,『今鏡』は別人の詠とする。

(田仲洋己)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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