後が見られる(読み)うしろがみられる

精選版 日本国語大辞典 「後が見られる」の意味・読み・例文・類語

うしろ【後】 が 見(み)られる

  1. なんとなく後ろを見たくなるようで、気味悪く感ずる。
    1. [初出の実例]「いづれも気味わるく後が見られてつかみたつるやうなり」(出典:浮世草子・好色敗毒散(1703)二)
  2. 気がとがめる。
    1. [初出の実例]「▲(まじり)初会で行も、うしろが見られるから」(出典西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android