後下がり(読み)アトサガリ

デジタル大辞泉 「後下がり」の意味・読み・例文・類語

あと‐さがり【後下がり/跡下がり】

うしろさがり2」に同じ。⇔後上がり
月代さかやきをすりすまして―の頭つき」〈浮・俗つれづれ〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「後下がり」の意味・読み・例文・類語

あと‐さがり【後下・跡下】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 後ろの方に下がっていること。また、あとになるに従って程度が低くなっていくこと。うしろさがり。
    1. [初出の実例]「其うちに亭主が声漸々(ぜんぜん)にきゆるがごとくあとさがりになる」(出典仮名草子・御伽物語(1678)三)
  3. (びん)の形を、後方が低くなるように月代(さかやき)をそった髪型近世天和貞享一六八一‐八八)頃に流行した風俗。うしろさがり。⇔あと上がり
    1. [初出の実例]「厚鬢跡(アト)さがりに剃(そり)なし」(出典:浮世草子懐硯(1687)五)

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