後上がり(読み)アトアガリ

デジタル大辞泉 「後上がり」の意味・読み・例文・類語

あと‐あがり【後上がり/跡上がり】

後ろ上がり2」に同じ。⇔後下がり
風俗律義に、あたまつき―に」〈浮・永代蔵・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「後上がり」の意味・読み・例文・類語

あと‐あがり【後上・跡上】

  1. 〘 名詞 〙 近世男子髪型一つ月代(さかやき)を小さく剃り、髻(もとどり)を高く結ったもの。もと奴風糸鬢(いとびん)に対して上品と言われたが、天和貞享一六八一‐八八)期にはすでに古風でやぼったいものとされた。うしろあがり。⇔あと下がり
    1. [初出の実例]「才覚らしき男鬢付(びんつき)(アト)あがりにして」(出典:浮世草子本朝二十不孝(1686)三)

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